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CASE阿部技建のサンドゲル工法 施工事例
- 精密部品系工場
2023/06/09
被災エリアの工場床の補強・安全・設備のレベル安定対策として
現場情報
O機械様
- 施工面積
- 1000㎡
- 最大沈下量
- 60mm
- エリア
- 福島県
- 施工期間
- 1日
お客様からの相談内容
3.11で被災した工場様。その後の2度に及ぶ大きな余震の度に、工場内の殆どの設備の水平レベルが狂うという事が繰り返され、その実態確認の為に床下調査。
敷地内の2工場全面に大きく床下の劣化が発生していた為、非稼働日や現場の意向もあり、延べ3000㎡を1000㎡づつ、工事月を3度分けながら施工しました。
また、精密なマシニング設備が多数設置してある工場で、現状の床レベルが1/100㎜も狂ってしまっては困るとの要望を頂く中、その床レベルの現状維持も含めての施工でした。
施工内容
工場全体の床をしっかり補強できるよう、注入孔をあけていきます。
びっしり所狭しと設備が並んだ工場内や設備の隙間にも入り込み材料を注入していきます。
設備エリア外周のフォークリフト通行路に発生したクラックから床下の注入した材料が浸み出してきています。
お客様の声
施工後、これで安心してこれからも工場を使用していけますと言っていただきました。
また、マシニング設備の狂いも全く問題無く稼働出来ていますとの事でした。
フォークリフトの通行路では、フォークリフトが通行しても全然床が揺れなくなったとの現場からの声もあったようです。
長く地震に悩まされた地域でもありますので、今後は地震が起きる事なく平穏に安心して工場稼働を継続していって頂く事を願っております。
もちろん施工実施の有無に関わらず、全国の皆さんの平穏を願っております。