よく企業様、ご担当者様から言われることが大きく二つあります。
一つ目が床下調査をされる前には、パンドラの箱を開くがごとく、『見てしまうのが怖い』という言葉。
二つ目が床下調査を行った後に言われる、『いい時に知ることができた。ありがとう。』という言葉。
確かに知らないことを知ろう、見えない部分を見ようとするのは、非常に怖いことだとは思います。
しかし、見ないように、知らないように、避け続けた結果に待ち受ける悲劇の方が、実際には非常に怖いです。
工場の床の修繕だけでも、機材を移動させ、操業を停止し、緊急予算をつけて、膨大な日数と費用をかけて逃げることを許されない状況で対応を余儀なくされる。そこに労災などの重大な事故が絡んでしまうと…
調査を行った企業様から伺う『ありがとう。』は、それらのいつ起こるかわからず、いつまでこの状況に不安を抱えながら工場稼働するのか。
その懸念から解放された『ありがとう。』だと思います。
パンドラの箱を開けたくないと、何かが起きてしまうその時を待つ選択。
逆にパンドラの箱でもなんでもなく安定稼働や生産性、従業員の命を守る選択として、チャンスと捉える企業様と。
実際にはどちらが正解かは多くの企業様、ご担当者様はご理解はされておりますが…
パンドラの箱という感覚を捨てて、今はチャンスと捉えてみませんか?